賃貸のキャシュバックは違法!?仕組みや安全性を現役不動産社長が徹底解説!!

こんにちは、GTO社長です。

アパートやマンションなどの賃貸物件に引っ越しするときは、敷金や礼金、仲介手数料無料などの様々な初期費用がかかるため思っていたよりも費用がかさんだ経験はないでしょうか?

近年初期費用をさらに安くし、お部屋探しを活発にするために、【キャッシュバック】を受けられる賃貸物件が増えておりお得にお引越しができる物件も多くなってきました。

しかし、【賃貸のキャッシュバックバックってどういう意味?本当にもらえるの?】という疑問を抱えている方も多いはずです。

そこでこの記事では、賃貸のキャッシュバックの仕組みや安全性、メリットデメリットについて詳しく解説していきます。

この記事は、こんな方におすすめ!

  • 初期費用を抑えたい。
  • 予算にあまり余裕がない。
  • キャッシュバックの仕組みを把握されたい。
  • キャッシュバック率の高い不動産屋を選びたい。

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賃貸のキャッシュバックとは?

キャッシュバック
賃貸のキャッシュバックとは、賃貸物件を成約した際にお客様へお祝い金として現金を還元することを指します。すべての賃貸物件でキャッシュバックを受けることはできません。不動産会社が特に力を入れている賃貸物件や新規で契約数を増やしたい場合に利用されることが一般的です。

また、賃貸のキャッシュバックには2つの方法があります。どちらを使うかによりキャッシュバックの金額、実際に手元にお金が入ってくる時期が異なるため注意が必要です。

※2つ方法については下記①②を参照

①不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトで賃貸物件の問い合わせをして成約に至った場合、不動産ポータルサイトを運営しているサイトの会社から『家賃1ヶ月』から『数千円~数万円を現金』をお客様へ直接キャッシュバックする方法

メリット不動産ポータルサイトで問い合わせをしただけでキャッシュバックが受けられる。運営サイトから支払われるため不動産会社への交渉がいらない。
デメリットポータルサイトで問い合わせした物件以外で決めた場合はキャッシュバックがない。キャッシュバックの金額が少ない。実際にキャッシュバックのお金が入るまでに時間がかかる。申請方法が複雑でわからない。抽選式で当たらないことがある。

不動産ポータルサイトでキャッシュバックの制度があるサイト

  • DOOR賃貸
  • スモッカ
  • スマイティ
  • キャッシュバック賃貸
  • マイナビ賃貸(終了)

②不動産会社で賃貸物件を紹介

不動産会社によっては、キャッシュバックをしてくれる会社がある。不動産会社の数は非常に多く熾烈な争いの中で顧客獲得をしている。そのためキャッシュバック率を上げて他社に勝つ対策を取っている不動産会社も多い!売り上げの一部をお客様へキャッシュバックしてくれる不動産も増えているためキャッシュバック率が高い不動産会社を選ぶことが可能。

メリット交渉をすればより多くのキャッシュバックが受けられる可能性がある。好きな賃貸物件を選べる。
キャッシュバックの現金が手元に入ってくるまでがポータルサイトより早い可能性がある。
キャッシュバック分を契約金から引いてくれる。
デメリットキャッシュバックが実際にできる物件が少ない。キャッシュバックをしてくれる不動産会社が少ない。
不動産会社へ交渉するのが面倒。

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キャッシュバックは違法!?

違法行為?
『キャッシュバック』と聞くと怪しい、危ないと感じる人も多いと思います。

結論から言うと、【違法ではありません!】

キャッシュバックをすること自体は違法ではありません。しかし、掲載の内容が購買者を誤解させるような誇大広告に該当する場合は不動産のルールに違反します。その時の処罰の対象は【不動産会社】または運営している会社です。受け取るお客様には処罰は一切ありません。

不動産は普段生活するうえで切っても切り離せない生活の一部を担っているため利用されるお客様が誤った認識や損を避けるために不動産会社は厳重なルールのもと広告をしないといけません。

キャッシュバックは違法になる?と誤解される方も多いですが、あくまでも【不動産会社】の広告の規制です。誤認させる広告の仕方をしてる不動産会社は違法になるというのが正しい認識です。

キャッシュバックの仕組み

2種類のキャッシュバック方法があります。まずは、2種類の仕組みの違いについて解説していきます。

①不動産ポータルサイトの場合
②不動産会社の場合

①不動産ポータルサイトの場合

不動産のポータルサイトでは、サイトを運営している会社がお客様へ支払います。
まず初めに不動産ポータルサイトのお問合せまでの流れを把握しましょう!
①お客様にて希望の物件を不動産ポータルサイトから問い合わせする。
②不動産ポータルサイトが提携不動産会社へお客様から問い合わせがあったことを連絡する。
③不動産会社がお客様へご連絡する。
不動産のポータルサイトを運営している会社が直接お問い合わせの対応はしません。
ポータルサイトを経由して賃貸物件の掲載をしている不動産会社がお客様からのお問合せに対応しているというが一般的です。
キャッシュバックの流れ

キャッシュバックの流れ

不動産のポータルサイトを運営している会社は、提携している不動産会社からお客様を繋ぐことに報酬を得ています。お客様が掲載されている賃貸物件は不動産会社がサイト運営会社へお金を払って掲載しているという流れを把握しましょう。
不動産会社から得た報酬からサイト運営会社はお客様へキャッシュバックをしています。
①不動産会社は賃貸物件を掲載して不動産ポータルサイトへお金を払って顧客獲得をしている。
②サイト運営会社は不動産会社から得た報酬でお客様へキャッシュバックをしている。
キャッシュフロー
サイト運営会社が不動産会社から得た報酬の一部をお客様へキャッシュバックしていることを理解しましょう。

②不動産会社の場合

不動産会社の場合は利益の一部を成約した際にお客様へキャッシュバックしています。
基本的には、AD(広告料)があるかないかで決まることが多いです。

AD(広告料)とは?

【AD(紹介料)】とは、大家さんが1日でも早く物件に入居して欲しいために不動産会社へ支払う紹介料のことを指します。
【AD(紹介料)】が多い分不動産会社は利益が上がります。そのため、優先的にお客様へご紹介する機会が増え、いち早く大家さんは入居者を見つける事ができ家賃収入を確保することができきます。そのお礼として不動産会社は大家さんから紹介料を頂ける事があります。
【AD(紹介料)】の相場は、家賃の0.5ヶ月~1か月分が相場
大家さんによっては、相場の倍の家賃2ヶ月分から3ヵ月分も出される物件もあります。
新築マンション、築古、事故物件、駅遠いなどの物件が相場の倍のADがついている傾向です。
ADの詳しい詳細については、あげちゃう不動産HPよりご確認ください。

キャッシュバックの流れ

基本的な流れは一緒で、第三者から得た報酬の一部をお客様へキャッシュバックという形で還元しているだけになります。
キャッシュフロー

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キャッシュバックを利用するときの注意点

細かい条件がある

キャッシュバックを受ける際は、細かな条件があり注意が必要です。

不動産ポータルサイトの場合

  • 問い合わせをした物件以外で契約をするともらえない。
  • 申請は、成約した後1ヵ月以内にしないといけない。
  • 契約書類をあわせて提出しないといけない。
  • 申し込みをしただけではもらえない。
  • 問い合わせをしてから契約するまでに一定期間時間が空いてしまう。

不動産会社の場合

  • 仲介手数料がかかることが条件になっている。
  • 引っ越し業者が指定されている。
  • キャッシュバックができる賃貸物件が少ない。
  • 申込してから入居までに期間を指定される。
  • 安心サポートなどの付帯商品が必須の可能性がある。

賃貸物件の家賃が相場より高い可能性がある

キャッシュバックをする代わりに相場より家賃が高い可能性があるため周辺の物件と比較しながら検討する必要がある!
同じエリアで検討している物件が相場なのか事前に確認しましょう!

最大○○円の最大分はもらえない事が多い

【キャッシュバック最大10万円!】と書いてある場合厳しい条件があることが多い。
最大はほとんどもらえない事が多いので、あまり大きい期待はしないでおきましょう。

問合せした物件以外で契約するともらえないこと

不動産ポータルサイトで多いケースです。
問合せをしたあと別な物件を不動産会社から紹介されて契約した場合はキャッシュバックをもらえない事があるので注意!事前に不動産ポータルサイトのキャッシュバック条件を確認しましょう!

同じ賃貸物件でも不動産会社によってキャッシュバックの金額が違う

同じ賃貸物件でもどの不動産会社でも基本的には取り扱う事が可能です!
不動産会社によっては売り上げを削ってお客様へ多く還元してくる会社もあるのでキャッシュバック率が高い不動産会社と比較しましょう!

キャッシュバック以外でお得に部屋を探す方法

キャッシュバック以外でもお得にお部屋探しをすることは可能です。
まずは、賃貸の契約をするときの初期費用について把握しましょう!
一般的に初期費用は総額【家賃×6か月分】と言われています。

賃貸の契約時の初期費用

  • 前家賃1か月
  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 保証会社初回保証料家賃の50%~100%
  • 火災保険、鍵交換代
  • クリーニング費用前払い
  • 付帯商品(安心入居サポート、消臭代、除菌代など)

フリーレント付きの賃貸物件を探す

フリーレントとは翌月分の家賃が無料になるサービスです。

さらに仲介手数料を安くしてくれる不動産会社へお願いすることによって初期費用を大幅に抑える事が可能!

家賃、初期費用が安くなる物件のコツを見抜く!

家賃、初期費用が安くなる物件の特徴

  • 電車の線路沿いの物件
  • 階段しかない物件
  • 新築物件(大家さんは銀行から融資を受けて建てている可能性が高いので銀行への返済をするために早く入居して欲しい!フリーレントや敷金礼金が0円の可能性が高い)
  • 木造アパート
  • 築古物件
  • 専有面積が小さい
  • 築古リノベーション物件

場所や物件が入居が付きにくい物件などは、相場より安い、敷金礼金が0円でフリーレントまでついているお部屋が多いことがありますのでチェックしていきましょう!

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まとめ

  • 不動産ポータルサイトと不動産会社のキャッシュバックの仕組みが違う事を把握しましょう!
  • キャッシュバックの申請方法や細かい条件については事前に確認する!
  • キャッシュバックはお得ではあるが制約が多いことを理解しておく。
  • キャッシュバック率が高い不動産会社へお部屋探しをお願いする。
  • 家賃、初期費用を抑えられる物件のコツを見抜く。
  • キャッシュバック以外でもお得にお部屋探しができる。
  • キャッシュバックを優先すると希望に合わない物件もあることを理解する。

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